アルフレッド・アドラー

 アルフレッド・アドラーは、1870年オーストリアのウィーン郊外の
ルドルフスハイムという町で、ユダヤ人の中産階級の家庭の6人
きょうだいの第二子として生まれました。

1895年ウイーン大学医学部を卒業後、眼科、後に内科を開業し
ました。

1902年頃から、精神分析の創始者であるジグムント・フロイトの
考えに興味を覚え、フロイトの勉強会に参加するようになりました
が、やがては、学説上の対立でフロイトとは別れ、仲間たちと自由
精神分析学会を設立、翌年には、「個人心理学会」と改称してアド
ラー自身の心理学を展開発展させて行きました。

1914年〜18年まで4年間第一次世界大戦に軍医として従軍しま
した。

主に子どもの教育に関心を示したアドラーは、1922年ウイーンに
世界で初めての児童 相談所を開設しました。

1935年、ヒットラーの台頭によるナチスの脅威が予想されるよう
になると、身の危険を感じアメリカへ移民しました。

1937年5月、講演旅行中のスコットランドのアバディーンという町
の路上で散歩中心臓発作で急死しました。享年67歳でした。


アドラーが主に子どもの教育に関心を示した理由は、戦争を体験
した彼が「平和」を追求したからと考えられるそうです。

社会の基本単位である家庭で、問題を力(権力、暴力など)で解消
するのではなく、夫婦、親子、きょうだいが対等、平等な関係で対立
することなく民主的に解決する方法を見出し定着すれば、世界平和
が実現すると考えたらしいとのこことです。




            参考文献 「勇気づけて躾る」
            ルドルフ・ドライカース/ビッキ・ソルツ著
            早川麻百合・訳